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くノ一忍法帖

「くノ一忍法帖」

赤髪のくノ一があらゆる性技を駆使して行く手を阻む刺客と闘うお話。

現在のアニメと比較するとかなり古さを感じる画風だが、実際、発売されてからかなりの年月が経過している。
とはいえ、人を選ぶという絵柄でもなく、収録時間も30分という1話分のボリュームがあるため、買って損はない。

内容はバトルファックあり、触手あり、丸呑みありとかなりバラエティに富んでいる。
個人的に3話がおすすめ。
入浴中に襲われるというシチュエーションがグッド。

SEXバトルコロシアム

「SEXバトルコロシアム」

poserのような3Dソフトで作られたCG集。
男女の濃厚なバトルファックを描いた作品である。

大勢の観客が集まる闘技場で、二人の選手が一対一のイカせ合いを行う。
試合はノックアウト方式で、先に失神したほうが負けである。

現在、5作目まで製作が続けられている。
シリーズ物ではあるものの、設定は至ってシンプルでそれぞれの話の繋がりが薄いため、どの作品から読んでも楽しめる内容になっている。

どの作品も最後まで一進一退の攻防が続くため、一方的な試合展開になることはほとんどない。
後期の作品になると、女性が勝った場合と男性が勝った場合、両方の結末が収録されているため、お好みの最後を選ぶことができる。

3DCGではあるので読み手を選びそうだが、それが気にならないのであれば買って損はない。
総CG数はどれも50枚以上はあるので、ボリュームも申し分ない。
完全に個人の好みだが、ムチムチボディの強気な女と筋骨隆々の大男がぶつかり合う様子は、当方にとって最高のシチュエーションだった。

ただひとつ残念なのが、長らく更新が止まってしまっているということ。
続編はもう望み薄なのだろうか。

他に、同作者の別シリーズに「性交闘技」がある。
こちらもオススメ。

さくらのキャットファイト小説

「さくらのキャットファイト小説」

キャットファイト小説が多数置かれているサイト様。
多種多様なシチュエーションが盛りだくさん。
よく戦況が二転三転するので、読み始めると止まらない。
ブレストスムーザーやフェイスシットなどの窒息技が多く、呼吸を塞がれて失神する様は個人的にかなりツボだった。

おすすめは東雲大学編。
もう何度おかずにしてきたかわからない。

エルフの剣士ルナの全裸冒険記 脅威!少年の圧倒的な肉棒 前

最悪の出会いだった。

顔を合わせた当初は、歯牙にもかけていなかった。
久しぶりに手元に転がり込んできた、食い出のある獲物。
そのように相手を見下し、過小評価していた。
悔やんでも悔やみきれない僕の判断ミスだった。
決して、侮るべきではなかった。

まさか己の人生を狂わされるなど、あのときは思いもしなかったのだ。




数年前のあの日、外はひどい嵐が吹き荒れていた。
空はどす黒く分厚い雲に覆われ、地上に降り注ぐはずの太陽光はすべて遮られていた。
時刻は昼だというのに、昼夜が逆転したかのように辺りは薄暗い。
とても外出する気分にはなれなかった。

おまけに、僕の住まいは、海岸沿いの隅にひっそりと構えられた洞窟だった。
海面は高波が踊っているに違いない。
ますます外を出歩くのは危険だ。
様子見に顔を出そうものなら、たちまち波にさらわれてしまうことだろう。

軽はずみの行動で命を落とすなど、まっぴらごめんだった。
こんな日は、家でおとなしくしているに限る。
予定もないので、横になって惰眠を貪ることにした。

僕の家は、常人とは少々かけ離れた住居なのかもしれない。
たいていの人は不思議に思うはずだ。
木造やコンクリートに固められた建物ではなく、なにせ自然が作り上げた空間を根城にしているのだから。

それに、僕はこのとき九つだった。
七つのときに、あることがきっかけで故郷と実家を捨て、この地に流れ着いたのだ。
独り身の子供が質素な洞窟で生活を営んでいるのだから、なおさら首をかしげる人が多いことだろう。
僕の存在を知っていた人は、きっと野生児か何かだと勘違いしていたに違いない。
似たようなものだ。
どう思われていようと、意にも介さなかった。

満足していた。
不自由に思っていたことなど、何一つなかった。
家を出た当初こそ苦難の連続だったものの、生活スタイルに慣れてしまえば、あとはとんとん拍子だった。

それに、充実感があった。
独力、独断で生きていくことへの憧れ、優越感だ。

かつて僕を小馬鹿にし、虐げてきた近所の子供たちがいる。
きっと今も周りの大人にすがって、日々を生きていることだろう。
もうやつらとは立場が、次元が違う。
僕は、常に一歩も二歩も上のステージを駆け上っているのだ。

やつらの力でなにができる。
自炊ができない、狩りができない、一人で村の外にも出歩けない。
大人のサポートがなければ、やつらはひとつの物事さえ満足に成し遂げられないのだ。

僕は違う。
今挙げたことは、いとも簡単にこなすことができる。

力もついた。
さほど飛びぬけて強い魔物でなければ、退けるのは造作もない。
わずか九つにしてでだ。

今の姿を見て、彼らはどのような感想を抱くことだろう。
傲慢だ、天狗になっているなどど、口を揃えて非難するかもしれない。

彼らの悔しがる姿が目に浮かぶ。
好きに言わせておけばいい。
いずれ故郷に凱旋して、両親を含めたすべての人間を見返してやる。
力を誇示して、改めて連中を地に這いつくばらせてやるのだ。

色々と思いを馳せているうちに、すっかりまぶたが重くなってしまった。
あくびが止まらない。

この荒れ模様だ。
「狩り」は明日でいいだろう。
晴れてくれることを祈った。
そろそろ新しい「食材」を仕入れないと、大事な部分が疼いて疼いて仕方がない。

いつの間にか、意識は闇に堕ちていた。





「おじゃましまーす!」

甲高い声に驚いて、目が覚めた。
重い身体を起こし、掛け布団を退けて、辺りをきょろきょろと見回す。

広間の出入り口に、誰かが立っているようだ。
寝起きのせいか、目が霞んでいて、相手の容姿がわかりづらい。
声質からして、おそらく女性だろう。
このようなへんぴな場所に、来客だろうか。
珍しいこともあったものだ。

まだ頭が呆けている。
返事をしようにも、起床したばかりで声がなかなか出てこない。
床に就いてから、どのくらいの時間が経過したのだろうか。

「あ、おねんねの途中だったんだ。悪いことしちゃったかな」

おねんね、か。
就寝を邪魔されて機嫌を損ねているところに、追い討ちをかけるような言葉が女の口から飛び出した。

客人の失言が引き金となり、寝ぼけていた脳が一気に覚醒する。
気分は最悪だった。
おねんねとはまるで、子供に相対したときの言葉遣いではないか。

実際、僕は子供だ。
それくらい自覚している。
だが、僕には僕なりのプライドや美学がある。
姿かたちは幼いままでも、精神だけは一人前のつもりだ。
人様の家に勝手に入り込んできたのだから、せめて最低限の礼儀や心遣いは弁えてほしかった。

まあいい。
幸い、労せずして手元にやって来た「食材」だ。
無礼者にしつけを施す、いい機会だと思うことにする。
じっくり堪能して、吸い尽くしてやろう。

女がゆっくりとした足取りで、こちらに歩を進めてくる。
早く御姿を拝みたくて、首を伸ばし、目を細めた。
もやのかかっていた視界が鮮明になり、相手の容姿が徐々に明らかになっていく。

気がつくと、僕はしばしの間、絶句していた。
予想だにしていなかった女の格好に、視線が釘付けとなっていた。
相手の女は、衣服と呼べるものを一切身に付けていなかったのだ。

「蒸し暑いところだね。汗かいてきちゃったよ」

額の汗を拭いながら、女はある程度の距離を保ったところで立ち止まった。
口を尖らせて眉間にしわを寄せている様が、たいそう不満そうだ。
どうやら目の前の家主に対して、不服を唱えているらしい。

洞窟という空間は、地中深くに存在するためか、湿度が高い傾向にある。
とりわけこの自宅は、一般的なものと比べてさらに濃密だ。
とても服など着ていられない。
この環境に数年身を置いてきた僕でさえ腰布を一枚巻いているのみで、あとはすっぽんぽんの丸裸だ。

だが、この女の格好は、明らかに常軌を逸脱していた。
衣服どころか、下着まですべて脱ぎ去っているのだ。
この世に生を受けたときと同じ姿、全裸である。
ゴツゴツと起伏の激しい地面を、何の苦もなく素足で歩き通している。

あまりに暑いものだから途中で脱いできたのか、それとも、最初から素っ裸の格好で普段を生きているのか。
真相など知る由もなかった。
いずれにせよ、まともな常識や思考など持ち合わせてはいまい。
はるか年下の少年に対して、何の恥ずかしげもなく自らの裸体を見せつけている。

魅了されていたことは事実だった。
群を抜いたプロポーションだったのだ。
燭台に灯された炎の明かりを受けて、真っ白な肢体とブロンドの髪が光り輝いている。
沁みるほど目に眩しい。

体形は女性にしては長身で、貧相過ぎず、肥え過ぎず、適度に肉を蓄えてグラマラスだ。
みずみずしく張りのある肌は、シミやできものなどひとつもありはしない。
触れずとも分かる。
きっと、柔らかで弾力があるに違いない。
指で弾けば、ぷるぷると震えて波を打ちそうだ。

どこでもいい。
撫でたい、揉みたい、弄りたい。
衝動を抑えるのがやっとだった。
本能のままに従っていれば、とっくに手が伸びていたことだろう。

特に、胸部と臀部に目を引かれる。
乳首を二つさらけ出しているバストは実に豊満で、大人の手の平ですら全体を覆いつくせそうにない。
僕の細腕では、なおさらだ。
少し関節を曲げただけでも、五指が乳肉に埋もれて見えなくなってしまう。
そう確信が持てるほど、豊富な実が詰まっている。

「広いお部屋だねえ。ここが居間ってところかな」

全裸女は額に手を当てて、広間の隅々を見渡していた。

ああ、やめてくれ。

声に出して抗議したかった。
上体の些細な動きだけで、乳房が鞠のように弾んでいる。
上下左右に、伸びては縮んで、せわしなく踊り続けている。
乳首の先端に伝っていた汗を、周囲に切り飛ばしていた。

わざとやっているのか。
これ以上、股間を刺激しないでほしい。
腰巻きの下に隠れたペニスが、むくむくと巨大化を始めていた。

もうひとつの気になる部位、突き出たヒップも魅力的だった。
見事に左右対称で、一寸の乱れもなく形が整っている。
こちらも豊富な肉を内包していながら全くたるんでおらず、乳房と同じく張りと艶が目立っている。
顔を埋めて、枕代わりにしたいところだ。

もはや気がつくと、我を忘れて女の裸身をむさぼるように観察していた。
艶美な肉体を見せつけるときの癖なのか、ウェーブのかかった毛先を手の甲で払い除けるように、何度もなびかせる。
よく見ると、耳先が尖っていた。
彼女は、エルフらしい。

目移りが止まらない。
くぼんだ鎖骨、むちむちの二の腕と太もも、くびれた腰周り、茂みひとつない陰部、汗が滲む腋下、わずかに筋肉が浮かぶ腹部。
全身のありとあらゆる場所が、途方もない性の対象に感じられる。
瞳がぐるぐると回っていた。
一度見たはずの部位に幾度も視線を移して、均整のとれたメリハリのある裸体を心行くまで視姦した。

比類なきナンバーワンの素材だった。
これまで堪能してきた女体など、味も品質も劣る粗悪品だったのだ。
それに満足していた自分が恥ずかしく、情けない。
眼前の美肉を知らずに、日々を重ねてきたというのか。

「楽しんでもらえた?」

女の声が、いやに近かった。
我に返ると、女の股間に刻まれた縦スジが眼前に浮かんでいた。
いつの間にか、目と鼻の先まで接近されていたらしい。
僕はたまらず腰を上げて、女と相対したまま、二、三歩ほど後ずさりした。

顎を少し上げると、互いの視線が交錯した。
裸体ばかりに気を取られていた僕は、このとき初めて、女の顔を直視した。

露草色の瞳は金髪によく合っていて、つり上がった目尻が眼光の鋭さを際立たせている。
あどけない声色とは裏腹に、その表情は凛々しく、気の強さを窺わせる。
外見年齢は十代後半から二十代前半といったところだが、早くも多くの人生経験を積んできた年長者としての風格、威厳を漂わせている。
いったい、どれほどの修羅場を潜り抜けてきたのか。
明らかにそこいらの冒険者とは、一線を画する。

いや、待て。
冷静になって、考えを改めることにした。

単なる過大評価に過ぎない。
相手は、自らの痴態を余すことなく披露するとんでもない変質者だ。
はちきれんばかりの乳房を自らの手で揉み回し、腰をくねらして健全な少年を魅惑する露出癖の持ち主だ。
醸し出されるオーラにだまされてはいけない。

しかも高圧的で、傲慢だ。
相も変わらず自らの体形を自慢げに見せつけるあたり、自意識過剰に等しい絶対的な自信と尊大さを持ち合わせているらしい。
彼女に抱いた印象は、マイナスイメージがつきまとうものばかりだった。

「熱心に、ずっと見てたよね。最近の子は進んでるねぇ。それとも、君が特別スケベなだけかな」

女は、唇の隙間から舌先をちょろりと覗かせ、茶目っ気たっぷりにウインクした。
胸の双丘を寄せて上げ、前かがみになって僕の瞳を覗き込む。

ここで挑発に乗るのは簡単だ。
一歩引いて、自制せねばならない。
素性も目的も分からない相手にペースを握られるのは、避けたいところだった。
紳士的な大人を目指すなら、子供のようにわめき散らさず、冷静な対応を心がけよう。
とりあえず、女の問いかけを無視して話を逸らすことにした。

「おねえちゃん、だあれ?」
「通りすがりのエルフってところかな」

見え透いた嘘だ。
より一層、警戒心が強まった。
ただの通りすがりが、わざわざこんな辺境まで足を運んできたというのか。
興味本位で気軽に訪ねられるほど、この場所はなだらかな地帯ではない。
手から喉が出るほどのお宝が眠っているわけでもなく、探索するメリットは皆無といっていい。
一端の旅人ですら、進んで近寄ろうとはしないのだ。
何かしらの目的があって、参上したに違いない。

「お名前は?」
「ルナ」

名前など、どうでもよかった。
とにかく会話を繋ぎ、このルナと名乗ったエルフの女から情報を引き出さねばならない。
僕は、次の質問を投げかけた。

「僕のおうちに何かご用?」
「おうち、か。なるほどね。ここなら誰にも邪魔されないし、行為に及ぶには持ってこいの場所ってわけだ」

たじろいでしまった。
核心を突く物言いに言い返すこともできず、呻いてしまう。
これでは肯定しているようなものだった。

女は僕の反応を目の当たりにして、確信を得たようだった。
してやったりとばかりに、おぞましい薄ら笑いを浮かべている。
また数歩、後退してしまった。

これではっきりした。
このエルフ、ルナの目的は僕自身だ。
僕の犯してきた悪行が、何らかの原因で筒抜けになっている。
周辺地域の住民に被害を聞かされて、討伐の依頼を受けてきたに違いない。
調査を重ねているうちにアジトを突き止めて、ここまで立ち入ってきたのだろう。

浅はかだった。
わかっているつもりだった。
もうそろそろ、悪事を隠し通すことに限界がきているなど。
暴食が過ぎてしまった。
ほどほどに止めておくべきだったのだ。

「お芝居はいいよ。もう全部わかってるくせに」

僕は、あっさり白状した。
よくよく考えれば、何を怯える必要があるのだろうか。
彼女を口封じに始末してしまえばいい。

周りに味方でもいれば、無茶だ、と制止の言葉がかかったかもしれない。
たしかに無謀だ。
相手は並々ならぬ覇気を身にまとった歴戦の戦士で、おそらく単純な戦闘では歯が立たない。
体格差もあるし、こちらは何より成長途上なのだ。
普段鍛えているとはいえ、戦いの結果は火を見るよりも明らかだ。

なら、別の戦いでカタをつけてしまえばいい。
都合よく、相手は丸裸なのだ。
こちらの下半身には、幾人もの女を刺し貫いてきた「武器」がある。

「わかってるって、なんのことかな。おねえさん、よくわからないや」

白々しい。
この期に及んで、とぼける必要性がどこにあるというのか。

「もういいよ」

覚悟を決めた。
それに、待ちぼうけを食らったペニスは限界まで勃ちっぱなしで、女の肉壺を渇望している。
目の前にむちむちの裸身がちらついているのだ。
これ以上我慢などできようものか。

僕は、自らの腰に両手を回した。
結び目を緩めると、ヒョウ柄の腰巻きがはらりと足元に落ちる。
ルナと同様、一糸まとわずのあられもない姿となった。
子供らしい真っ白な皮に包まれたペニスがあらわになる。

「わあ、かわいいおちんちん!」

ルナは胸の前に手を合わせて、目を輝かせていた。
舌なめずりまでして、小さく震える陰茎を凝視している。

「僕のチンポで、立ち上がれないくらい骨抜きにしてあげるよ」

ルナは少しの間目を丸くすると、口元を手で覆い隠した。
くつくつと笑いを漏らしている。

「大きく出たね。そういう威勢は嫌いじゃないよ」

ルナの態度は、生意気な子供をあしらう大人の女性そのものだった。
片手を振り、それがどうしたと言わんばかりに、侮蔑の目で包茎ペニスを見下している。

背伸びしたがる子供の戯言だ。
そのような認識なのだろう。

憤りも、憎しみもなかった。
見慣れた反応だからだ。
今まで手にかけてきた女は、交わる直前、決まって僕の逸物を鼻で笑っていた。
このエルフのように見てくれに騙され、慢心しきっていたのだ。

詮のないことなのかもしれない。
フルに勃起した状態ですら、大人の人差し指ほどの長さと太さしかないのだから。
少し力を入れれば、容易に握りつぶせるほど貧弱で頼りない。
この状態では、経験の浅い女ですら満足させるには至らない。
見た目も実態も、同年代の子たちと同じ、年相応のものなのだ。
そう、「この状態」では。

だが、行為が終わるころには、腹の下でぐったりとアヘ顔を晒すメス豚がそこにはいた。
優位に立っているつもりの女が、打ち負かされて堕落する。
至福の瞬間だ。
あの一仕事終えたときの高揚感は、忘れようがない。

こいつも同じだ。
血肉をたっぷり蓄えたあの妖艶な女体を、嫌というほどむしゃぶりつくして、やがて許しを請うように土下座させてやる。
妄想が止まらない。
肉体が白濁液に染まり、よがり狂う姿が目に浮かぶ。
つい鼻息が荒くなり、いつの間にか意識があらぬ方向に飛んでいた。

「本当にぼうやとは思えないくらいお盛んだね。無邪気な少年の皮を被った獣なのかな。どのくらい女性を食べてきたのか、興味があるよ」

何のことはない。
ほんの数十人程度だ。

僕にとっては、つまみ食い程度の感覚でしかない。
外で適当な女性に目をつけて、背後から襲って昏倒させたら、自宅へ連れ帰る。
相手が気を失うまで強姦に及んだら、外に捨て置いて解放してやる。
たったそれだけのことだ。

最大限の譲歩はしているつもりだ。
さすがの僕でも殺人に手を染めるのは気が引けるし、死ぬまで自宅に監禁して性奴隷にするほど、冷酷無比でもない。

当初こそ、多少の負い目や抵抗感はあった。
それら罪悪感も、淫行を重ねているうちに霧消してしまった。
異常ともいえる底なしの性欲を発散させるには、どうしても彼女らの手助けが必要なのだ。
せめてもの見返りに、生涯忘れられないほどの快楽を味わってもらってからお帰りいただく。
それが僕にできる精いっぱいの手向けだった。

僕は自らの陰茎を掴んで、その矛先をルナの裸体へ向けた。

「これで勝負しようよ。どちらかが足腰立たなくなるまで闘う。おねえちゃんが勝ったら、僕を雇った連中に突き出すなり、好きにすればいいさ。そのかわり、僕が勝ったら、一生この仄暗い洞窟の中で肉奴隷になってもらうよ」

そう、このエルフだけは話は別だ。
期せずしてやって来た、極上の性処理具なのだ。
みすみす手放すわけにはいかない。

「いいね。素直に謝れば許してあげようと思ったけど、そっちがその気なら仕方がない。その粗チンでどこまで粘れるか、見ものだね」

待ってましたと言わんばかりに声を弾ませて、その場で軽やかなステップを踏んでいる。
豊満な乳房を慣らすように上下に躍動させ、指を秘裂にねじ込んで、中の具合を確かめている。
一戦交える前の、準備運動のつもりらしい。
すっかり、やる気に逸っている。

「僕のちんちんは宝刀だよ。どんな名器も切り裂かれる。素っ裸で外をうろついて、異性をたぶらかそうとするどこかの淫乱さんには負ける気がしないね」
「ご挨拶だなぁ。べつに、男の人を誘惑したくてこの格好でいるわけじゃないよ。動きやすくて開放感があるから、このスタイルを好んでるだけ。邪な理由なんて一切ない。自分から進んで性交に及ぼうとしたことも、一度もない。誰かさんと違ってね」

両者間で火花が散る。
もう言葉は不要だった。
あとは、互いの裸ひとつで語り合うしかない。

開始の合図は不要だった。
すでに決闘は、幕を開けていた。
双方微動だにせず、出方を窺うように腹の探り合いを続ける。
散々罵っておきながら、向こうもそれなりに慎重になっているのだ。
無論、それは僕も同じだった。

まずは、どこから責めてやろうか。
口、乳、尻の穴、候補は山ほどある。
やはりここは、とっておきの肉壺から叩いてやるべきか。
呼応するように、包茎ペニスがビクビクと痙攣する。
僕の思惑に、賛同してくれているようだ。

意を決した。
息を深く吸い込んで、興奮する精神を鎮めにかかる。
手の平に包まれたペニスが、黄金の光をまとって輝き始めた。

「真の姿」を目の当たりにして、恐れおののくがいい。
相手は一合と持たず、為す術もないままアヘ顔を晒して倒れ行く。

確信に近い思いがあった。
間もなく儀式が完了する。
そうしたら、一気に懐に飛び込んで…。

思考はそこで止まってしまった。
耳をつんざく爆音とともに強風が吹き荒れたかと思うと、ルナの自信に満ち溢れた顔が、すでに目の前にあった。
僕の瞳を下から覗き込むように、地を這うような姿勢で走り出していた。
互いの鼻頭が、触れ合いそうになるくらいに近い。
一気に懐に飛び込まれたのは、こちらの方だった。

なんというスピードか。
ルナが先程まで仁王立ちしていた足場は、岩の地表がめくれて、大きな窪みができていた。
駆け出したときに、あまりの脚力で粉々に吹き飛んでしまったのだ。

少しの驚きすら、感じていられる余裕はなかった。
ルナは、早くも次の行動に移っていた。
まるで物でもひったくるように、僕の手首を乱暴にふん捕まえる。
頭のはるか上まで引っ張り上げて、コンプレックスとなっている小柄な身体を、腕一本で軽々と持ち上げた。

足元が宙ぶらりんになり、全身が振り子のように揺れる。
同じ高さの目線になり、あらん限りの憎悪を込めて、僕は勝ち誇ったルナの顔を睨みつけた。
両脚をばたつかせて、必死に抵抗を試みる。

「離せ!」
「ごめんね。何しようとしてるのかなって思ってさ」

ルナの言葉で、怒りのあまり忘れかけていた記憶が思い出される。

そうだ。
儀式の途中で、ペニスが手の平から離れてしまった。
結果はどうなった。

とっさに股間を覗き込んでみると、金色の輝きは見事に失われていた。
集中力を欠いてしまったからだ。
何の変化もない。
以前と同じく、ぷるぷると弱々しく震えて、頼りがいのない姿だ。
気力を失くしたかのように、ぐったりとうなだれている。

天を仰ぎたかった。
油断していたわけではない。
向こうの身体能力が、想像の範疇を大きく超えていた。
並みの相手なら、接近される前に儀式は完了する。

悔やんでも仕方がない。
問題は、この後だ。
奥の手を封じられ、おまけに身動きひとつ満足に取ることもできない。
このままでは、蹂躙されて果てるのを待つばかりだ。

ルナのもう片方の腕が頭の後ろを回り、身体をぐっと引き寄せられる。
再び、互いの顔が近くなった。

「どこが欲しい? 遠慮せずに言ってごらん」

小声で囁かれた。
甘い吐息が鼻にかかる。

「あ、ああ……あ……!!」

間近になったのは、何も顔だけではない。
待ち焦がれていたルナの人肌が、密着する寸前まできているのだ。

僕は毒気にでも当てられたように、口をだらしなく半開きにして喘いだ。

手足の先が震える。
唇が近い。
ほんの少し首を伸ばせば、何の苦もなく重なり合う。
みぞおちのあたりを何度も乳首で突かれて、その度に情けないよがり声が上がっていた。
快感を刺激されて、上体が大きく跳ねる。
徐々にだが着実に、相手は理性を取り崩しにかかっていた。
もはや、息も絶え絶えだった。

「どこでもいいんだよ。君の望むものを、何でも与えてあげる」

悪魔のささやきが、耳の奥にこだまする。
禁断症状のようにがたがたと振動する片手が、無意識のうちに乳房へ伸びようとしていた。

気をしっかり持て。
微かに残る理性を働かせて、自分を鼓舞した。
指先が触れる寸前で、なんとか思いとどまることができた。

この有り様のまま肉体を受け入れれば、瞬く間に快楽の波に飲み込まれて、光の届かない海底へと身を沈めていくことになるだろう。
そうなれば、二度と浮上することは叶わない。
ルナの執拗な責めを、今はただ耐え凌ぐしかなかった。

「強情だなぁ。もっとその気にさせてあげようか」

ルナは頬を紅潮させて、崖際で踏みとどまっている僕に哀れみの目を向けている。
口を大きく開けると、舌の先をちらつかせて、首筋を甘噛みする。
まんざらでもない様子で、未成熟の肉をしゃぶりつくしている。

「ひああああああぁっ!」

これまで以上の喘ぎが、洞窟内に反響する。

だめだ。
猛攻に晒されて、全身が悲鳴を上げている。
このまま耐え続けるしかないなんて、あまりにのん気で悠長すぎる。
今すぐ対策を講じるか、あるいは反撃に打って出ないと、敗北を意味する絶頂まで一直線だ。
元気を失くしていたペニスも、再び首を上げて、びんびんに勃ち上がっている。

なんてざまだ。
アヘ顔を晒してやると誓った相手に返り討ちにされて、逆にだらしないの顔を見せつける羽目になってしまうとは。
今まで培ってきたプライド、尊厳が音を立てて崩れ落ちていく。

「もういいや。実力行使に出させてもらおうっと」

ルナは唾液の糸を引きながら、首元からようやく離れた。
説得を断念したらしい。
次の行動に出ようとしている。
何をするつもりだ。

相変わらず後頭部に腕を巻きつけたまま、僕の顔を目の前に固定している。
変化があったのは、残る片腕だ。
掴み取っていた手首を解放して、今度は背中に回り込む。
赤子をあやすように僕の身体を揺らし、ゆっくりと自らの胸へ引き寄せる。

「わたしの温もり、いっぱいいっぱい感じてね」

目を細めて微笑みを浮かべるその顔は、さながら聖母のようだった。
溢れんばかりの慈愛に満ちている。

僕は、その柔らかな表情を彼女の腕の中から見上げて、理由もわからず安堵した。
半ば意識が働いておらず、呆けたまま、空色に染まる瞳の奥を見つめていた。

憂い、恐れ、今は一切合財を捨て去って、彼女の胸の中に身を委ねたい。
好きにしてくれと言わんばかりに、全身の力を緩めた。
口元を緩めて、微笑みを返してしまう。
敵であることも忘れて、すべてを差し出してしまった瞬間だった。
彼女の口の端がつり上がったのは、果たして気のせいだろうか。

次の瞬間、ありとあらゆる物体、景色が僕の視界から消滅した。
光が閉ざされ、真っ暗闇に落ちてしまう。

「んむうううううううぅーーーーー!」

僕は、ルナの熱心な抱擁を受けて、くぐもった声を漏らした。
待ち望んでいた乳房に顔を埋め、我を忘れて首を左右に振る。
顔面を受け止めたがゆえに乳肉はいびつに乱れて、その面積を薄く広げた。
頭が暴れる度に唸るようにうごめいて、捕獲した獲物を逃がさぬよう、より一層谷間の奥深くへと押し込める。

改めて、その豊満さを実感した。
なんという大きさか。
口や鼻だけでなく、耳まで乳肉に覆われていた。
周囲の雑音が遠ざかっていく。
そればかりか、二つの乳房が側頭部を回って半周し、互いの乳首が顔を合わせようとしていた。

まさぐるような頬ずりが止まらない。
その肉質、肌触りを直に堪能した。
女性らしい、澄んだ香りが鼻腔に広がる。

「んぶうぅ…! …お、おねえちゃんの…おっぱい…! おねえちゃんの…お肌…!」

壊れた人形のように、同じ言葉をぼそぼそと繰り返した。
意識が朦朧としている中でもはっきりと自覚できるくらい、その声は無機質で、微かな活力も残されていなかった。

「おねえちゃんっ…! おねえちゃああぁんっ………!!」

もはや何のためにまぐわっているのか。
目的どころか記憶すらも定かではなくなり、ただただ、昂ぶる欲情を満たすために乱れ狂った。

乳房と戯れながら背中に両腕を回して、肩甲骨のあたりを、円を描くように撫で回す。
ルナの人肌は、絹のように滑らかだった。
ざらざらとした感触など、微塵もない。
五指までぴったり張り付いた手の平が、皮膚の上を颯爽と滑走する。
ろくに手入れの行き届いていない田舎娘のそれとは、比べ物にならなかった。

次いで、下半身も落ち着きがなくなる。
淫らにくねる腰つきは、さらに激しさを増していた。
彼女の下腹部に密着しているペニスを上下に動かして、先端を何度も腹筋にこすりつける。
自慰に走っていた。
筋肉の凹凸が前立腺を刺激して、陰茎全体がわなわなと震え出す。
暴発は時間の問題だった。

「はあぁんっ…! ショタちんぽ当たってるうぅ……!! いいよ、いいよぉ…! やっとその気になってくれたんだねっ…!」

頭上から、ルナの吐息と嬌声が降りかかる。
彼女もヒートアップしているらしい。
声を震わせ、さらに抱擁を強めている。
締めつけているといっても、過言ではない。
あまりの力強さに、ぎちぎちと音を立てて肩幅が狭まっていく。
小ぶりな身体がルナの豊満な肢体の中に、時間をかけて溶け込んでいった。

我慢の限界だった。
最後に残った理性の一欠片をも手放してしまう。
一糸報いることすらままならない。
ついには心が折れてしまい、ありったけの精を彼女の腹にぶちまけた。
打ち砕かれた瞬間だった。

全身の力が抜け落ちた。
手足の先が痙攣し、物を言う気力すらも削がれる。

この脱力感は、達した後の余韻によるものだけではなかった。
圧倒的な力量差、彼女には到底敵わないという、直視しがたい現実。
その絶望に肩を落とし、気を沈めてしまったのだ。

本来の力を発揮できていないとはいえ、こうも軽く往なされてしまうとは。
ただの過信、思い上がりに過ぎなかったのか。
今は己の身を預けて、ひたすらに打ちひしがれているしかなかった。

「もうイッちゃたか。ほら、もう終わりなの? 最初の威勢はどこにいったのかなぁ?」

抱擁から解放されたかと思うと、ルナは両腋に手を差し入れて、僕の身体を掲げた。
まるで泣きべそをかく子供をあやすように、頭上高く持ち上げる。
すっかりしなびてしまったペニスの先から、残り汁がぽたぽたと足元に滴り落ちた。

たしかに、僕はこのとき涙を堪えていた。
ほんの一瞬とはいえ、ルナの裸身に名残惜しさを覚えた自分があまりにみじめで、不甲斐なさを痛感していたからだ。
泣き顔を晒そうとしているこの瞬間にも、やりようのない憤りを感じる。
ルナに情けない姿を見せつけるのは、もうたくさんだった。

ルナはそんな僕の心情を察したのだろう。
またもや薄ら笑いを浮かべて、再び僕を胸の中へと引き寄せる。
唇に乳首を宛がい、甘い声で囁いた。

「ほら、お乳が欲しいんでしょ? 今だけはわたしのこと、ママだと思ってもいいんだよ」

追い討ちをかけるかのような、悪魔のいざないだった。
目の前に餌をぶら下げて、足を踏み入れたら二度と引き返すことは叶わない向こう側の世界へ引きずり込もうとしている。

生唾を飲み込む音が、自分の耳にもはっきり聞こえた。
口元で、すでに勃起を果たした乳首が、固く閉ざされた門をこじ開けようとしている。

欲しい。
吸えば、母乳が出るのだろうか。
食感はどうなのだろう。
やはり、こりこりで歯ごたえがあるのだろうか。

あれこれ想像を働かせてしまい、また意志が傾きかけてしまう。
口が開きかけた。
舌先で味見するくらいならいいだろうと、欲が顔を出してしまう。

だめだ。
雑念を振り払い、今度こそ決意を固めた。
口を真一文字に結び、ルナの誘いを拒否する。
あらゆる陰湿な責めにも、今は耐え凌ぐしかなかった。
固守の中で活路を見出し、わずかに残る勝機を手繰り寄せるしかない。

そう、まだ微かな勝機があるのだ。
心当たりがある。
あとは、どのように隙を突くかどうかだけだった。

「おっぱいミルクおいしいよ? ね、ほら」

愛情に溢れた微笑みを向けて、胸の中の僕を見下ろしている。
なるほど、たしかに母親だ。
柔らかな声音も合わさって、囁きかける者に絶対的な安心感を与えてくれる。

しかし、今となってはおぞましい感情が残るだけだ。
とんだ悪女に過ぎない。
その偽りの仮面の下で、今はほくそ笑んでいるに違いないのだ。
あともう一歩のところで、餌食が手に落ちようとしているのだから。

もう騙されはしない。
この女の魂胆は、目に見えている。
何度も同じ手にかかるほど、愚かではないつもりだ。

僕は声高らかに、はっきりとした口調で否定の言葉を口にした。

「いやだっ!」

反抗的な眼差しで、その目を見据えてやった。
まだ涙は溜まっているし、声も若干震えている。
少々、格好はついていないのかもしれない。
それでも、僕は明確な拒絶の意思を示した。

ルナは、呆れたように首を振った。
笑顔を引っ込め、哀れんでいるというより、歯がゆいといった表情で眉をひそめている。
静かな怒りが込められているように思えた。
薄く開いた口の先から、今にも舌打ちが飛び出してきそうだった。

いかなる仕打ちにも耐え切ってみせる。
そう決心したばかりだ。
男に二言はない、来るならこい。
僕は固唾を呑んで、ルナの出方をうかがった。

「バカなぼうやだね」

ルナは吐き捨てるように言うと、両膝を着いて前屈みになり、僕をそっと床に降ろした。
不機嫌に顔をこわばらせたまま立ち上がり、仰向けに横たわる僕を眼光鋭く見つめている。

驚くべきことだった。
いまいち、状況が把握できない。
せっかく自由の身になれたというのに、目を丸くして、ルナの仏頂面を下から眺めているしかなかった。

たった今、僕は解放されたのか。
理解できない。
そのままこちらの行動を制限していればいいものを、これでは反撃のチャンスを与えたようなものだ。
絶頂の余韻が尾を引いているものの、動かそうと思えば、いつでも身体は動かせられるのだ。

そうだ。
大の字になって、のん気に寝転んでいる場合ではない。
またとない絶好の機会ではないか。
彼女の意図など、この際どうでもいい。
罠かもしれないし、ただの気まぐれかもしれない。
考えを重ねて躊躇していても、今は仕方がなかった。
逆転の一歩を踏み出す時だった。

即座に立ち上がって、その身に飛びかかってやろう。
上体を起こしかけた、その時だった。

ルナが突然、片脚を振り上げた。
つま先を自分の目線に至るまで高く伸ばして、絶妙なバランス感覚でよろけることなく片脚立ちを決めている。

「あふぅんんんんんんんううぅーーーーーー!!!」

次の瞬間、僕は天に向かってあらん限りの叫び声を上げていた。
無防備に開かれた股間に、鉄槌のような踵を振り下ろされたからだ。
竿だけでなく、ふぐりもその形を歪めて、踏み潰されてしまった。

痛みを感じぬよう一応の手加減はされていたものの、なにしろ、つい先程持てる精を出し尽くしたばかりだ。
少しの刺激ですら、今は耐え難い快感となってしまう。
残り汁が先端から溢れて、僕はまた背中から倒れ込んだ。

「やめて……よおぉ…っ…! また…お漏らし……しちゃうよぉ……っ!!!」

僕は、ただひたすら泣きじゃくった。
陰湿な虐めから逃れる術もなく、とにかく嘆願の言葉を口にし、ルナに許しを求めた。

無意味だった。
むしろ、逆効果だった。
苦しみの末に声を上げれば上げるほど、ルナの行為はエスカレートしていった。

「ひ弱そうなおチンポのくせして、根は頑固なんだね。ほら、頑張らないとまた出ちゃうよぉ! いつまで持つかな! あぁん、柔らかくて…気持ちいいっ…! やみつきになっちゃいそうっ…!」

サディストの極みといったところかもしれない。
ルナは歓喜に打ち震えながら、目を剥いて早口にまくし立てた。
半開きになった口からは、だらしなく唾液が垂れ落ちている。
秘部も次々と滴る愛液で、濡れそぼっていた。
性的快楽を得ているらしい。

一度走り出したイノシシと同じだった。
止まることを知らず、まるで歯止めが利かない。
相手が壊れるまで、責め抜くつもりでいるのだろうか。

自問するまでもなかった。
わかりきっていることだ。
現にこうして、苦痛と快感にのた打ち回り、空気を裂くような叫びを上げても、ルナは一切手心を加えようとしなかった。
ぐりぐりと陰部を踏みにじり、たまに茎を指の間に挟んで、皮ごと引っ張り上げる。
彼女の中に、躊躇や罪悪感などこれっぽちも存在しなかった。
あの時の彼女の表情は、思い返すのもためらわれる。

「あああああああああぁ!」

二度目の放射まで、たいして時間はかからなかった。
密接したルナの足の裏に向かって、ついに白濁液を打ち込んでしまう。

茫然自失だった。
達した瞬間に気力までもが萎えてしまい、仰向けのまま寝そべっているしかなかった。
食いしばった歯の隙間から、嗚咽が漏れる。
その身に残るのは、ルナに対する憎しみと己への相変わらずな不甲斐なさだけだった。

「だらしのないおちんちんだこと。ちょっと踏まれただけで我慢できないなんてね。親のしつけがなってないんじゃないかな」

言い返す余力もなかった。
ルナは精液でべたつく足の裏を、これ見よがしに目の前にちらつかせて、得意げに笑っていた。
勝負の主導権を完全に握っているせいか、ますます図に乗り出しているように思える。
ふんぞり返って股間に片脚を乗せるその姿が、僕の目には実に不遜に映り込んだ。

「おねえちゃん、物足りないなぁ、退屈だなぁ、つまらないなぁ。根性なしの誰かさんのせいでさ」

罵声の言葉が、次々と身体を貫いていく。
事ここに至っても、やはり言い返すことができなかった。
両手で泣き顔を覆い隠して、べそをかいているしかなかった。
もはや立ち上がる体力も、気力もない。
ただ処刑のときを待つだけだった。

終始無言を貫いていると、呆れたようなため息が聞こえてきた。
愛想を尽かされたに違いない。
自分でも、己の精神的弱さと力不足を呪いたくなるほどだった。
つい先ほど闘う決意を固めたばかりだというのに、結局はあっさり折れて、倒れることになった。

「ひあっ!? ふあああっ…あああああああんっ!!!」

劣等感に浸って、己を卑下している場合ではなかった。
外気に晒されていたはずのペニスが、何かに包み込まれている。
生温かな空間だった。
流れ落ちる精液を一滴残らず取り込むかのように、淫らな水音を立てながら吸引している。
思わぬ刺激を受けて、とっさに声を上げてしまった。

何が起きているのか、すぐに理解できた。
首を起こして股間に目を向けてみると、案の定の光景が広がっていた。
ルナが僕の両脚に跨り、背中を丸めて、萎れたペニスをしゃぶっていたのだ。
この土壇場にきての、フェラチオ攻撃。
一気にケリをつけようという腹積もりなのか。

「んふっ…おいひ…」
「い、いやっ…! あふうぅあっ! んくふぅああああああぁ……!」

ルナのフェラチオを受けて、改めて認識したことがひとつあった。
このエルフの性技は、今まで食い物にしてきた女のそれとは比較にもならない。
精力を使い果たし、今度こそ弾切れになったと思っていたペニスが、むくむくと頭を上げて再起を始めている。

信じ難い事実だった。
どんな煽りを受けてもしばらくは勃ち上がれないほど、疲弊しきっているはずだったのだ。
しかもまだ、口内に放り込まれてから数秒と時は経っていない。
いくら感度の鋭い子供のペニスとはいえ、敏感に反応しすぎている。
それだけ、ルナの舌使い、手さばきが無駄なく巧みだったということだ。

「ああっ…あっ!! ああああああああああああぁ…………!!!」

上ずった声を絞り出しながらも、この場はただ踏ん張っていた。
目を固く閉じ、歯を食いしばる。
全身には、すでに滝のような汗が滲んでいた。
決して、三度目の射精を迎えるわけにはいかない。
ひとたび出してしまえば、今度こそ敗北まで一直線だ。

そんな僕の忍耐を嘲笑うかのように、ルナは休む間もなく陰茎を扱き続けた。
ずっぽりと根元まで咥え、裏側に舌を這わせながら、ゆっくりと時間をかけて吸い上げていく。
歯を優しく立てて、揉み解しながら前立腺を刺激するという徹底ぶりだ。
まずは前菜として、口をすぼめながら、懸命に我慢汁を搾取している。
舌の上に広げて、味わいを堪能しているようだ。
喉の奥に流し込めば流し込んでいくほど、その真剣な表情が快楽に溶けて歪んでいく。

意外だった。
思いのほか、彼女は「ショタチンポ」などと散々に罵倒していたペニスに、夢中になっていたのだ。
食い応えがあるのか、それとも、分泌される液の味がよほど好みだったのか。
ずるずると麺をすするような音が、途切れることなく周囲にこだましている。

いや、おそらく本命を待ち望んでいるのだろう。
前菜で食事を済ませる変わり者が、どこにいるというのだろうか。
精液という名の、メインディッシュがまだではないか。

実際、ルナはあの手この手を使って、奥底に眠る精の源泉を掘り当てようとしていた。
舌先を円形に回し、まるでりんごの皮を剥くように、鎧の役割を果たしている包皮を上から下へと下ろしていく。
桃色に潤う若々しい亀頭が、ついに丸裸に剥かれてしまった。
まずは防壁となっている殻を打ち砕いて、守備力を削ぎ落としてしまおうというわけだ。

守ってくれるものがいなくなった先端部は、述懐するまでもなく集中砲火に晒された。
好機と見るや否や、うねるような舌先が、即座に尿道口へ突入する。
そのまま突き進もうとでもいうのか、無理やり道をこじ開けて、奥に入り込もうとしている。
前立腺を刺激して、射精を引き起こそうというのだろう。
火に熱した鉄の杭を打ち込まれたような感覚が、内部から陰茎全体に広がっていく。

「アアアアアアアアアアアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!」

天を衝くかのような轟が、部屋全体を揺るがした。
腰が浮き上がり、ブリッジのように身体が大きく反り返る。
目いっぱいに見開かれた瞳からは、大粒の涙が溢れていた。
手足の先がぴくぴくと痙攣して、意識が遠のきかける。

生き地獄だ。
衰弱しきったペニスを口内に出し入れされて、なおかつ舌までねじ込まれている。
挙句の果てに、添えられた手が根元をきつく締め上げていた。
底に淀む精液を搾り出すかのように、バイブを加えて吐精を促している。
尿道を濁流のごとく駆け上がっていく様子が、陥落寸前の意識の中でも認知できた。

もう時間は残されていない。
快楽の奔流に身体をもみくちゃにされ、気を失わないよう奮戦しているだけでも精一杯だった。
今こそ、虎視眈々と狙っていたルナの隙を突くときだった。

すでに、逆転の御膳立ては整っていた。
ルナが僕のペニスを咥えている。
その状況さえ作り出せば、きっと逆転への道は切り開かれる。

あとは、この猛攻の中で集中力が続くかどうかだけだった。
やるしかない。
今抗わなければ、浮上への道は完全に閉ざされる。

まずは、そっと目を閉じた。
口を頑なに閉ざし、漏れる喘ぎを何とか押さえ込む。
昂ぶる精神を落ち着かせた。
外界から及ぶすべての影響をシャットアウトして、なにがなんでも無に徹せねばならなかった。
頭の中の雑念、体内にくすぶる欲情、それらすべてを放棄して、ルナの執拗な責めも頑として無視する。
石像のように身じろぎもせず、胸の上に手を組んで、ひたすら仰向けになったまま横たわっていた。

一切の反応を示さなくなった僕を不審に思ったのか、ルナはさらに扱きの速度を上げて、疲労困憊のペニスに追い討ちをかける。
意識を失ったフリをしているのか、あるいは本当に果てているのか。
いまいち読み切れていなかったのだろう。
攻めの手により一層の勢いを乗せて、真偽のほどを確かめようというわけだ。
失神を装っているのなら、耐え切れずに再び泣き喚くに違いないと彼女は踏んだらしい。

その目論見は外れだ。
さらなる刺激に身体が飛び跳ねかけたものの、あらゆる感情を押し殺してぐっと堪える。
変わらず不動を貫いた。
そう何度も、この女の思い通りに事を運ばせるわけにはいかない。

必ず勝つ。
打倒の思いを胸に、奮起した。
積もりに積もった憎しみ、恨みを晴らすには、今まで受けてきた恥辱を倍返しにしてやるほかない。
足腰立たぬほど犯し尽くして、叩きのめしてやりたかった。

「む、むぐ!?」

そんな祈りが届いたのか、変化が現れた。
あれほどペニスにがっついていたはずのルナが、不意に動きを止めた。

僕は、かっと目を見開いた。
意識が覚醒し、頭を素早く起こして、股間に目を向ける。
見ると、ルナはペニスを咥えたまま、わなわなと震えていた。
同様に目を見開いて、まるで微動にしない。
その瞳は、今の心の内を表すかのように揺れ動いていた。

僕は彼女の様子を目の当たりにして、確信に至った。
この戦いが始まって、初めて笑みを浮かべた。
「成功」したのだと。

「お、おごっ!? おお、おっ!?」

ルナの頬がパンパンに膨れ上がっていく。
そう、脈を打ちながら、短小だったはずのペニスが口内で肥大化を始めているのだ。
二倍、三倍、四倍へと、驚異的な加速度で成長を続けている。

単なる勃起ではない。
途中で妨害された儀式の完成を経て、「真の姿」を披露すべくベールを脱いでいる最中なのだ。
脱皮し、血管が浮き上がり、細枝のように貧弱だった茎が、まるで丸太のように頑強でびくともしない。
ついには、大の大人をも遥かに凌ぐサイズへと変貌を遂げた。

僕は、ほっと胸を撫で下ろした。
最後の望みは繋がったのだ。
この獲物をもって、ようやく彼女と対等に渡り合うことができる。

「んぐっ!」

さすがに苦しくなったのか、ルナは肉棒を吐き出して、その場を一旦離れようとした。
口技では到底扱き切れないと悟ったのか、彼女にしては珍しく逃げ腰だった。
わずかに垣間見えた弱気。
無論、逃すはずはない。

「させるか!」

とっさに声を張り上げていた。
即座に飛び起き、両腕を懸命に伸ばして、ルナの頭部を掴み取る。
股間に引き寄せて、いきり立った極太ペニスを再び口内へ突入させた。

「んぶうううううううううううううぅーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」

初めて劣勢に立たされたエルフの戦慄きが、部屋中を駆け巡った。
さぞ苦しみに喘いでいたに違いない。
吐き気も催していたはずだ。
なにせ、根元まで突き入れてやったのだから。
亀頭が喉彦をぶち破り、食道にまで滑り込もうとしているのだから、もはや呼吸すら満足に行えない状態だ。

このときの僕は、興奮に胸が躍っていた。
ルナをやり込めるチャンスが、今ようやく訪れたのだ。
心臓の鼓動が激しさを増し、荒息が止まらない。

壊れるまで嬲り尽くす。
ルナを四つん這いに組み伏せ、ピストンを開始した。
頭をしっかり掴んで股間の前に固定し、肉の槌を徹底的に打ち込んだ。

「んっ! ぐっ! ぶむっ! ぐぶぅ! んんっ! んっ! んぶうぅ!」

時間を忘れて、長いことイマラチオに興じていた。
その間はペニスをむしゃぶる音とルナの嬌声、そして腰を突き出すたびに生じる乾いた音が、二人の周囲に響き渡っていた。

言うまでもなく、わずかな手加減、容赦など許しもしなかった。
血の気が失せていく表情を見ても、一縷の憐れみすら湧き起こりはしない。
一突きごとに、全力投球するだけだった。
溢れんばかりの憤怒、殺意を込め、口腔を何度も何度も貫いていく。
舌の上を高速で行き来し、喉奥を裂き、これでもかというほどに痛めつけてやった。
先端にゴツゴツとした衝突の感触を味わいながら、いっそのこと突き破ってやるくらいの勢いで、連続した刺突を繰り出す。
口内を破壊し尽くされたルナは、大粒の涙をこぼして、何かを訴えかけるように言葉にならない喚き声を繰り返した。

「んんんぅっ! ぬぶぶぶぶっふっんんんぅ! んんんぅーーーーーーーーーっ!」

僕の腰を掴んで、なんとかこの地獄から脱出しようと悪あがきしている。
いいザマだと、心の中で笑ったものだ。
どんなに暴れ狂っても、自慢の乳房がぶるんぶるんと振り子のように揺れるだけだ。
余計にこちらの性欲を掻き立てているだけに過ぎない。
毅然に振舞っていた相手の没落ぶりに一種の虚しさを覚えつつも、僕はここぞとばかりにルナを言葉責めにした。

「油断したね! ほら、さっきまでの偉そうな態度はどこにいったのさ! もっと足掻いてみせてよ、おねえちゃん!」

もはや、耳に届いているかどうかも定かではない。
ルナの意識は、半ば飛んでいる。
それでもかまわず、僕はペニスを出し入れしながら口撃を続けた。

「どう、悔しい? ショタチンポとやらの味はどうかな?」

僕は堪えきれず、うつろな目つきでひざまずく彼女に向かって、ありったけの嘲笑を浴びせてやった。

「今までのメスどもとおんなじだね! ちょっと本気を出したら、あっという間に豚みたいにブヒブヒ喚くんだもの。どんな死に方がお望みかな。窒息? それとも、絶頂の果てに息絶えたいかな? どちらにせよ、家畜らしい最期でお似合いだと思うけどね」

思いつく限りの罵倒は済ませた。
そろそろ仕上げに入る頃だろう。

ルナはすでに、落城寸前だった。
顔面は青白く染まり、漏れ出る喘ぎ声は途切れ途切れで、生気が感じられない。
僕の腰に張り付いていた両手は、力なくずるずると足元に垂れ落ちていた。
こちらが頭を持ち上げて支えていなければ、とっくに地に倒れ伏していたことだろう。
瞳は白目を剥く寸前で、僕のへその辺りを見つめたままだ。
僕の勝利、ルナの敗北は、誰の目にも明らかだろう。

案外、あっけないものだった。
窮地に追い込まれていた時期が嘘のように、今はあっさり形勢が逆転している。
思っていた以上に相手が打たれ弱かったのか、それともこちらの肉槍の威力が想像以上に高いものだったのか。

おそらく、両方だろう。
数ある女の例に漏れず、このエルフも虚勢を張って威張り散らし、自分を強く見せようとしているだけなのだ。
着飾るだけ着飾って、己の脆さをひた隠しにする狡すっ辛い愚かな女。

そう思うと、急に興が冷めてしまった。
いつまでも、このような安いメス豚に付き合ってやる義理はない。
早々に勝負を決めることにした。

「特別大サービスだよ。香典みたいなやつかな。あの世まで持って帰ってよ」

お別れの言葉をかけ、準備を整える。
ルナの口の中で、巨根がぶるぶると震えだした。

「……………ん…………ん……? んんぅ………」

何が起きるとも知らず、ルナは一心不乱に肉棒をしゃぶっている。
つくづく哀れな女だ。
自らが死ぬ瞬間すら記憶に残らぬまま、黄泉に逝くことになろうとは。

「じゃあね、おねえちゃん!」

僕は最後の言葉と共に、肉棒をこれまで以上に深く突き入れ、貯蔵していた精液を爆発させた。
尿道口から、白濁の粘液が飛沫を上げて噴き出され、瞬く間に口内を隙間なく満たしていった。
灼熱が歯を、舌を、喉を焼き焦がし、大量の液が食道を落ちて胃の底へと降り積もっていく。
包茎ペニスの頃とは比較にもならない、無尽蔵に等しい精液の濁流だった。

「んぐぶふうううううううううううううううぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」

とどめを刺されたルナの断末魔が、声高らかに上がった。
精液が炸裂した瞬間、頬が水風船のように膨張し、均整に整った美顔が見る影もなくいびつにむくれて、台無しにされる。
絶頂に至ってしまったのか、後ろに突き出された尻からは霧状の愛液が噴射され、二つの乳首からも、数滴の乳汁が床に滴り落ちていた。
腰は時折、びくんと大きく跳ねていて、味わった快感の大きさを物語っていた。
喉仏がポンプのように動いて、注がれる精を休む間もなくどんどん取り入れている。

「ふぅ…」

あらかた出し終えて、僕は一息ついた。
いつしか痙攣は収まり、ルナは動力を失った人形のように、身動きひとつ取ろうとしない。
確かな手応えを感じ取り、僕はずるりとペニスを引き抜いた。
粘る糸を引きながら、真っ白に染まった刀身が露わになる。

このとき僕は、思い残すことがないよう、ルナの死に顔をじっくりと観察することにした。
大きく開かれたままの口からは、滝のように精液の塊が下顎へと流れ続けていて、中は見渡すところ白で埋め尽くされていた。
面白かったのは、その固まったままの表情が笑っているようにも見えたことだった。

所謂、アヘ顔というのだろうか。
頬は紅潮していて、二つの瞳はあらぬ方向を見つめている。
眉はつり上がり、口の端が少し上を向いていた。
だから、笑っているように見えたのだ。
いや、実際、これは笑顔なのだろう。
明らかに、性的快感を得て果てているのがわかる。

恐怖もあっただろうが、死の間際まで性に浸っていられる余裕があろうとは、思いもしなかった。
呆れを通り越して感心する。
まったく、興味深い人材だった。

ルナの無様な負け様、死に様を目に焼き付けた僕は、そっと手を離して、彼女を解放した。
ぐらりと上体が前に傾き、床に額を打って、力なく倒れ込む。
秘裂から愛液が滲み、床を広がっているものの、やはり身体は指先ひとつ動くことはなかった。

滑らかな曲線を描く背中、山のように盛り上がる生尻、むちむちとした太ももをしばらく呆然と見つめ続けて、ようやく勝利の実感を得た。
この全裸のエルフを、壮絶なセックスファイトの末に下したのだ。

僕はその場に佇んで、ニヤついていた。
勝負はまだこれからだということにも気づかずに…。

エルフの剣士ルナの全裸冒険記 0話 前編 筋肉男とバトルファック

心地の良い湯加減だった。
全身が揉み解されて、肩こりや筋肉の疲労が徐々に癒されていく。

人気のない山中で、天然の温泉が見つかったのは幸運だった。
もう丸三日は身を清めていない。
さらに言うと、現在地から次の町までかなりの距離がある。
寝ずに歩き続けたとしても、それなりの日数を要してしまうだろう。
見積もりとしては、二日か三日か。
旅の中間点としてはもってこいの場所だった。

未だかつて、これほど神に感謝を捧げた日などなかった。
足が棒になりかけていて、いいかげんうんざりしているところだった。
全裸、特に素足で山登りというチャレンジには、いささか無理があった。
一糸まとわぬ姿では、身体も汚れやすい。
この格好で過ごすのは慣れているとはいえ、やはり山の空気は刺すように冷たい。

良いことばかりではない。
素っ裸を信条にするルナであっても、それゆえにもたらされる弊害や支障をまざまざと痛感させられる。
だからといって、いまさら衣服に身を包む気など毛頭ないわけだが。

温泉は、頻繁に使われている形跡があった。
脇には簡素な脱衣所があり、湯船まですのこの道が敷かれている。
他には何もない。
無人であり、料金を取っている様子もない。
道行く冒険者が、旅の疲れを取るために利用し合っているのだろう。
今は貸しきり状態だ。
遠慮なく、湯に浸かることにした。

湯船の向こうは断崖絶壁になっていて、思わず見とれてしまうような絶景が広がっていた。
草木が少なく、ところどころ岩肌が剥き出しになっているものの、三角型に尖った雄大な山々が目の前に立ち並んでいる。
ふもとに見える家屋が、豆粒のように小さい。
ほんのわずかに立ち込める霧が、より一層幻想的な雰囲気をかきたてて、まるで仙人の山に来たような気分にさせられる。

湯の中に畳んでいた脚を前に放り出し、両腕を突き上げて伸びをした。
くぅ、とかすれた声が、自然と喉の奥から漏れ出す。
極楽の境地だ。

「今日もお胸は絶好調っと」

ふと、胸元に視線を下ろしてみる。
湯の中で、揉まれているかのごとく揺れるたわわな乳房がそこにはあった。
冷たい風に晒されて冷え切っていた乳首に、赤味が差している。

「またおっぱい大きくなっちゃったかなあ」

手の平を当てて揉み回してみた。
ただ見ただけでは違いがわかりづらいものの、実際に触れてみるとたしかに成長している。

「ぁ…あんっ…」

夢中になってほぐしているうちに、わずかばかりの快感を得てしまう。
軽く仰け反ってしまった。
もうやめよう。
まるで、自慰に走っているみたいだ。

公に自賛するつもりはない。
それでも、我ながら惚れ惚れしてしまうほどの大きさと形状の乳房が、目の前にぶら下がっている。

並大抵のペニスでは、あっという間に丸呑みにされて締め上げられてしまう。
その気になれば、人の顔でさえ難なくサンドイッチにすることができるだろう。
淫獣や性欲盛んな賊相手では、ある意味剣よりも遥かに強力な武器として活躍してくれる。

今日も、張りと艶に何ら問題はない。
垂れすぎず、自己主張するように突き出た自慢の爆乳だ。
油断を誘う手段として、これほどの逸物が他にあるだろうか。
同性さえも虜にする艶美なスタイルも相まって、余計にその存在が輝きを放つ。

「眼福だねぇ、エロい身体した女の自慰ってのはよう」

夢見心地の気分もそこまでだった。
静寂の空間に、突如として声が発せられる。
心臓が飛び跳ねかけて、身体が硬直した。
嘲笑いを含んだ、枯れたようなしわがれ声だった。

今思えば、ここが始まりだった。
天国から奈落の底に引きずり込まれる瞬間、人生最悪の一日の幕開けだった。

「誰!?」

思わず、声を張り上げた。
湯船の中に身を潜めながら、声のする方向をひと睨みした。

いつから見られていたのか。
少し離れた岩陰に身を隠しているらしく、覗き魔の姿を確認することはできない。

屈辱であり、またショックでもあった。
身近に潜んでいた敵の気配を、察知することが出来なかった。
気を緩めていたわけではない。
いかなる休息の時でも、周囲への警戒は決して怠らない。

修行不足が祟って、感覚が鈍ったか。
それとも、相手がこちらの探知能力を上回るほどの実力を持った、並々ならぬ猛者か。
いずれにせよ、油断はできない。

「出てこないなら…」

実力行使に出ようと立ち上がりかけた、その時だった。
耳を塞ぎたくなるような奇声を上げながら、黒い影が岩陰から跳躍した。

全身を真っ直ぐ伸ばして、空中をぐんぐんと駆け昇っていく。
はっきりとした姿はわかりにくいが、かなりの巨躯を誇るようだ。
筋肉の凹凸が目につく。
普段から鍛え上げられた肉体なのだろう。

相手は最高到達点に至ると、身体を丸く畳んで一回転した。
丸太のように太い脚をこちらに伸ばして、急降下してくる。

かわすのに造作もない蹴りだった。
工夫や対策など必要にもならない。
しばらくあくびをしていられる余裕すらあった。

ルナは湯船から跳び上がり、余裕を持って攻撃を避けた。
脇道に片膝をついて着地する。

対象を失った敵は、そのまま湯の中に墜落した。
けたたましい水音とともに、湯の水柱が噴き上がる。
大量の飛沫が雨のように降り注ぎ、地面を何度も打った。
土の中に溶け込んでいく。
大半の湯が外にこぼれてしまったに違いない。
せっかくの温泉気分が台無しになってしまった。

「覚悟はできてるんだろうね」

立ち上がり、姿の見えない敵に問いかける。
周囲に濃霧のような湯気が立ち込めているせいで、視界がおぼつかない。
奇襲に備えて、せわしなく四方に目を配った。

珍しいことではない。
むしろ、日常茶飯事と言っていいほどだ。
全裸に欲情して襲撃を仕掛ける下衆など、今までの人生で星の数ほどいた。

ただ、今は状況が違う。
貴重なブレイクタイムに水を差されたのだ。
心中穏やかでいられるはずがない。
指の関節を鳴らして、湯気が晴れるのを待った。
ありったけの怒りと憎しみを込めて、鼻頭でも潰してやろう。

意気込んでいると、湯気が飛散して、ようやく視界が鮮明になった。
敵の容姿が明らかになる。

「悪かったよ、エルフのねえちゃん。アンタの裸に我慢できなくなってよう、つい声を出しちまったぜ」

敵は、湯船の中で腕を組んで仁王立ちしていた。
一応の謝罪は口にしているものの、まったく悪びれる様子もなく、口元をニヤつかせている。
ハナから期待などしていない。
そもそも悪気がなかったのなら、最初から覗きになど及んではいないだろう。

「悠長なやつだね。ぼーっと突っ立てる暇があったら、霧に紛れて不意打ちでも仕掛ければいいのに」

腰に手を当てて、露骨に不機嫌な態度をとってやった。
怒気の孕んだ声でなじってやっても、どこ吹く風とばかりに聞き流している。
せっかくの忠告に、耳を傾ける気もないようだ。
こちらの乳房や陰部を、血走った目で凝視している。

「なんてでけえ乳だ…。それにスタイル抜群じゃねえか。余計な贅肉がまったくねえ…! だが、適度に肉は付いてる。なんとも弾力があって柔らかそうな身体じゃねえか! むしゃぶり尽くしたいぜ…!」

裂けんばかりに薄く開いた口元からは、唾液がだだ漏れになっている。
身体は小刻みに震えて、何かを我慢して自制しているように見えた。
充血した瞳も合わさって、かなり狂気的に映る。
正気を失っているのではないかと思うほど、目の前の美肉に執着している。

「それはどうも」

突然始まった品評に呆れつつも、軽く会釈して礼を示した。

「おほぉう…!」

男はいきなり、感嘆の入り混じった声を上げた。
何かと思えば、頭を下げたときに上下に揺れた乳房に、反応してしまったらしい。

「ああ、たまんねえ…! いろんな女を食ってきたが、これほどの上玉には出会ったことがねえ。なあ、もっと動いておっぱい揺らしてくれよう!」

付き合っていられない、うっとおしい。
それが正直な感想だった。
吐き気を催すような嫌悪が、心の底から湧き起こる。

しつこい気質の男には慣れているつもりだったが、鳥肌が立ったのは初めてだった。
子供のように駄々をこねる姿を目の当たりにして、余計にうんざりさせられる。
これが大の男のなのだから、なおさらだ。

人のことを言えた義理ではないが、男の格好はかなり奇抜なものであった。
浅黒い肌にふんどし一丁を巻いて、他にはなにも身に付けていない。
発達した筋肉のせいか、異様なほど肩幅が広がっている。
四肢の盛り上がりはもちろんのこと、腹も見事に割れていた。
胸も例外ではなく、四角の板が埋め込まれているかのように硬く突出している。
上背があり、近くで見ると、改めてその巨体ぶりを実感させられる。

口をへの字に結んで睨みを利かせていると、男が問いかけてきた。

「いいのかい、ねえちゃんよぉ…! おっぱいやおまんこだけじゃねえ。その先に付いたかわいらしい乳首、むちむちの太ももや二の腕、くびれ。全身の素肌をガン見されてるんだぜえ? 隠そうともしねえのかい?」

愚問だ。
視姦されたくらいで縮こまるなら、普段から素っ裸で野外をのし歩くわけがない。
存分に堪能するがいい。
見てくれと言わんばかりに四肢を大きく広げて、胸を堂々と突き出した。
豊満な乳房が、またしても鞠のように大きく弾む。

「裸ひとつ見られたくらいで損することがわたしにあるのかな? 犯したいならそうすればいいし、君の好きにすればいい」

最後に、もちろんタダでとはいかないけど、と付け加えた。
皆まで言わなくとも、わかるだろう。
握り拳を固めて構えを取ると、相手は理解したようだった。
両手を叩いて、大きな笑いを上げていた。

「気に入った、気に入ったぜ! たいした肝の据わり方だ。話には聞いていたが、全裸で四六時中過ごす変態エルフってのは本当のようだな。しかも、犯したいなら犯せときたもんだ。いい、いいぞ。久しぶりに満足できそうな相手が見つかったぜ」

男は湯船から上がると、二、三歩前に進み出た。

「もう我慢できねえなぁ」

決して、ルナから視線を外そうとしない。
その裸体を永遠に忘れまいとして、瞳の奥に焼きつかせようとしている。
実に必死だ。

男は気味の悪い静かな笑いを漏らしながら、ふんどしに手をかけた。
乱暴に腰から引き剥がすと、ルナと同じくあられもない全裸となる。

「…………!!!」

思わず、息を呑んでしまった。
白い布に隠された男のイチモツがあらわになると、我を忘れてその場に釘付けになってしまった。

(なんておチンポなの…!)

巨根だった。
太く、長い。
何百という男のシンボルを食い尽くしてきたルナでさえ、認めざるをえなかった。

すでに限界まで勃ち上がっているのだろう。
見事な曲線を描き、先端がみぞおちのあたりにまで至るほど、雄大に伸び上がっている。
我慢汁が溢れていて、止まらないようだ。
生命を宿しているかのように、時折、ビクビクとうごめいた。

「ごらんのとおり、もうフル勃起状態だ。普段なら、もうしばらくかかるところなんだけどよう。お前のエロい裸のおかげで破裂しそうだぜ」

実を言うと、ルナが辟易したのはその大きさではない。
目を覆わんばかりの醜悪な姿に、たじろいでしまったのだ。

カリ首から根元にかけて、無数のイボが、隙間なくびっちり側面を覆いつくしているではないか。
まるでブラシだ。
一から個数をカウントしていたら、日が暮れてしまうくらいの量が生え揃っている。
その見てくれのおかげで、初見では男性器と判断するのにしばらく時間がかかってしまうほどだ。
もっと別の、おぞましい何か。
性に慣れた女性でさえ、触れるのに躊躇してしまうのでないだろうか。

凶器同然だ。
あの汚物で中をかき回されてしまったら、一体どうなる。
耐えられるのか。
相手の技量にもよるだろうが、出し入れされて即絶頂という事態もあり得る。

(イかされる…かも…)

男と性交の末に屈服させられるなど、あってはならないことだ。
屈辱以外のなにものでもない。
立ちはだかる男の精は、すべて吸い尽くす。
信条であり、旅を始めたときから心に決めたことだった。

だが、今回ばかりは鋼のごとく屈強な自慢の膣をもってしても、はっきりとした自信が持てない。
あの数え切れないほどのイボに摩擦されるところを想像しただけで、軽い色情を覚えてしまう。
つい淫らなイメージを思い描いてしまい、膝が若干震えた。

「おい、大丈夫か?」

男の掛け声で、現実に引き戻された。
気がつくと、穴が開くほど目の前の肉棒を見つめていた。
慌てて視線を上げ、何事もなかったかのように男と目を合わせる。

「俺のチンポによっぽどご執心のようだなぁ。お気に召したようでなによりだよ。安心しな、すぐに味あわせてやる」

目を細めてニヤニヤと薄ら笑いを浮かべるその姿は、まるで、見ていたぞ、と言わんばかりだ。
弱みを握られたというか、してやられたような心境になり、たまらずムキになって反論の言葉を口にしようとした。

「誰が…!」
「論より証拠ってやつだ。見てみろよ」

男はルナの言葉を遮り、股間のあたりを指差した。
言われるがままに視線を下ろすと、秘唇から一筋の光り輝くしずくが、内ももを伝って足元に流れ落ちていた。

「もう中はびちょ濡れみたいだなあ! まんこまでヒクついてやがる! ちょろいもんだぜ。どんなに性の強さをアピールしても、所詮、女は女ってこったな」

男は自らの膝を何度も叩き、耐え切れないと言わんばかりに大笑いする。

「くっ…!」

返す言葉がない。
耳と頬が、恥辱のあまり一気に熱くなった。
拳がぶるぶると震える。

「悪い悪い、馬鹿にしすぎたな。そろそろ本題に入ろう」

男は片手を上げて、今にも飛び掛ってきそうなルナを制した。
笑いで目尻に滲んだ涙を拭き取る。

「ルナっていったけなぁ、ねえちゃん。俺はいわゆるヒットマンでな。ある人の依頼で、アンタを始末しに来たぜ。アンタがこの時間帯に、この山道を通るっていう情報を事前にキャッチしていたらしくてなぁ。待ち伏せさせてもらったぜ」

狙われる理由などいくらでもある。
売られた喧嘩にはすべて応酬しているせいか、多方面に恨みを買っている。
因縁などなくとも、ただ単にエルフだから、という理由で襲われることもあった。 
エルフという商品は、奴隷市場において高値で取引されるからだ。

「前にボコにしてやったヤツの差し金かな。きみ、わたしとは初対面のはずなのに、色々知っているみたいだよね。大方、そいつにわたしの特徴とか悪口を吹き込まれたんでしょ」
「正解だ」

男は続けた。

「色々聞いてるぜぇ。単純な戦闘力だけじゃなく、セックスのバトルにおいても、強大で手に負えないものがあるってなぁ。依頼人のヤツ、戦々恐々としていたよ。よっぽど、アンタのことがトラウマになっているらしいぜ」

そうに違いない。
不用意にイチモツを突っ込んできた輩に対しては、膣圧で締め上げてからもぎ取るという、むごたらしい制裁を与えてきた。
大半は出血多量と激痛のショックで絶命したし、運よく生き延びられたとしても、心に刻まれた恐怖は生涯拭えはしない。

「わたしに手を出してきた男は、みんなそうなるね。見栄の悪い虚勢を張るぐらいなら、さっさと逃げ帰ったほうが身のためだよ」
「俺がびびってるって? んなわけあるか。むしろ逆でよ、武者震いが止まらないんだよ。俺の矛とアンタの盾、どちらが優れているか。チンポが疼いて疼いてしょうがねえ」

男は自らのイチモツを掴み、自慰を始める。

「アンタに決闘を申し込む。殴り合いなんかじゃねえ、もちろんバトルファックだ。どちらかが果てるまで勝負を続ける。もちろん、生死は問わねぇ。依頼人からは、死体でも構わないから身柄を確保してこいと伝えられてるんでなぁ」

破裂寸前の肉棒が、さらに膨張していく。
最高級の美肉が目の前に佇んでいるというのに、お預けを食らった状態だ。
しきりに脈を打つ姿が、まるでいきり立っているかのようだった。

(ここにきて…さらに大きく…!)

すくすくと成長する陰茎に合わせて、膣全体が波を打つようにうごめいた。
本能には逆らえない。
やはり、無意識のうちにあのイチモツを欲しているのか。

もう中の具は蜜で溢れて、完全に濡れ切っていた。
男根を目にしただけで下の口を濡らしてしまうとは、思いもしなかった。

「受けてくれるよなぁ、ルナちゃんよ」

面白い、こちらも興味がある。
ちょっとやそっとの槍では、突き破れもしない。
それを教えてやろう。

「答えるまでもないね。ほら、どっちでしごいてほしい? おまんこ? それともおっぱいかなぁ? 開始早々、だらしない顔を晒さないようにせいぜい気をつけてね」

重量たっぷりの爆乳を寄せて上げ、もう片方の手で、秘裂の淵に指をかける。
そっと開帳すると、肉芽と中の具があらわになった。
ぬめりと光沢の目立つ蜜が一気に溢れ、糸を引いて地に落ちていく。

「決まりだなぁ…!!」

男が静かに唸る。
口を大きく開け、唾液に濡れそぼった舌を、べろべろと巧みに操っている。
ゆったりとした足取りで、こちらに接近してきた。
鼻の穴を大きく広げ、呼吸は荒々しい。
もはや、女体を食い潰すことしか頭にないのだろう。

「ちょっと刺激が強すぎたかな? この程度で興奮してたらこの先………んむうううううううううううぅううぅぅ!!!?」

油断していたわけではないが、いつまでも余裕綽々の態度を取り続けているのが、間違いだった。
互いに目と鼻の先まで密接すると、男は素早く片腕を伸ばした。
ルナの下顎を掴み取ると、自身に引き寄せて、濃厚な口付けを交わした。

(キ、キス責め!?)

肉棒に注意が向いていたのも、反応が遅れた理由だった。
あれだけいきり立った物を見せつけられたのだ。
てっきり、有無も言わさず内部を抉り抜いてくるかと思っていた。

「ぬぶぶぅ…! くふぅん…ン…んふうううぅ…! ぐぷっ…! ぬふんぅ~!」

戦いの様子としては、地味なものであったかもしれない。
互いに派手なアクションを見せるわけでもなく、その場に留まって抱き合う。
舌先だけをうまく動かして、快感を与えようと必死だった。
ぐちゅぐちゅと唾液の混ざり合う音だけが、無常にも響き渡る。

(こ、こいつ…意外に…!)

勝負は、早くもルナの劣勢だった。
連結した口内で二つの舌が暴れ回るも、相手はルナの行動を先読みしているかのように、鮮やかに仕掛けをかわしていく。
なんとか相手の舌を絡め取ろうと追尾するが、空を切るばかりだ。

「ひぐぐうんんんんんんんーーーーーーーーー!!!」

逆に舌を絡め取られてしまうと、円を描くように振り回されてしまう。
たまらず、くぐもった声を上げてしまった。
快感のあまり、背筋が伸びてつま先立ちとなってしまう。

しばらくは、この繰り返しだった。
男は分泌した唾液を絶え間なく喉奥へと送り続け、ルナの口内を制圧した。
舌を引っ張り、締め上げ、たまには愛撫する。
剛と柔を兼ねそろえた、絶妙なる責めだ。

(なんとか…反撃を…!)

まずは一撃を。
たったそれだけのことが、困難な所業に思えた。
速度を上げて動き回るも、相手の舌は流れるような動作で、のらりくらりとこちらの攻撃をかわし続ける。
やがて、スタミナ切れを起こしてキレに鈍りが生じ始める。

ここからはもう、防戦一方の展開だった。
いや、防御すらままならない。
相手が満足するまでなぶられ、弄ばれ続けた。

(わたしが技術で…遅れをとるなんて…!)

認めざるをえない現実だった。
少なくとも、口内戦ではまるで歯が立たない。
すべてにおいて、相手が一歩上回っている。
心の中でほくそ笑んでいるに違いない。
調子に乗った女の出鼻を挫いたのだから。

「ぷはぁ!」

ようやく、長きに渡る接吻から解放された。
だらしなく半開きになった口からは、多量の唾液が滝のように流れて、下顎を濡らす。
眉はハの字に歪み、目は視界が霞むほど潤んでいた。

「はぁ…はぁ…!! んはぁ…!」
「すっかりメスの顔になりやがったな。そそられるぜ。ますますいじめたくなっちまう」

潮噴きこそ耐え切って見せたものの、疲労は早くもピークを迎えようとしていた。
足元がふらつき、もはや直立することすらままならない。
男が支えていなければ、今頃膝から崩れ落ちていたことだろう。
こちらは貪るように酸素を取り入れているというのに、相手は息ひとつ乱れていない。
その表情は達成感に溢れていて、悠然とルナを見下ろしていた。

「聞いているのか、おい?」

男が両肩を揺さぶり、言葉をかける。
耳に入ってはいるものの、頭には入ってこなかった。
意識が半ば混濁していて、自分でもどこを見つめているのか定かではない。
身体に刷り込まれた快楽が、未だに尾を引いていた。

「いつまでも見逃してくれると思っていたら、大間違いだぜ。そのぶるんぶるんに揺れるおっぱいでも吸ってやろうか? それとも、そろそろ本番と行くか? え、どうなんだ?」

目が覚めた。
そうだ、いつまでも呆けている場合ではない。
今の状態で挿入を許してしまったら、その瞬間勝負は決してしまう。
無防備な姿を晒している場合ではない。
震える足を鎮めて、男の瞳をしっかり見据えた。

「ふん、サービスいいんだね…。その余裕が命取りに………ひぎいいいいいいいいいいいイイイイイん!!!?」

口上の途中で乳首を二つ、摘み上げられた。
喉仏を晒し、たまらず弓なりに背中を曲げてしまう。

「こっちだって我慢してやってるんだぜ。その牛乳を揉みしだいてやりたいし、早くちんぽで奥を突いてやりたい。だが、物事には順序ってものがあるからな。まずは、あいさつがわりにキスってわけさ」

捻られた乳首が、焼けるように疼いて熱い。
おかしい。
いくらなんでも、キスだけでここまで乱れることがあるだろうか。
もはや、全身が性感帯と化している。

「あんっ!」

両足が地面を離れて、浮き上がる。
背中に両腕を回され、強引に抱き締められた。
真っ白に輝く裸体と、黒く濁った裸体。
全く対照的な色合いが交錯する。
自慢の乳房は男の胸板に押し潰されて、見る影もなくいびつな形状へと変化した。

「はな…せっ…!」

互いの唇が近い。
少し首を伸ばせば、またしても濃厚な口付けが実現する。
身をよじるも、男の抱擁を解くまでには至らない。
脱出は不可能だった。

「気づいたみてえだな。自分の身体の変化によ」

吐息が鼻にかかる。
なんとかキスだけは防ごうとして、顔をいやいやと横に振った。

「俺の唾液は、媚薬と同じ成分で生成されるようになっていてな。少量でもかなりの効果が出る。アンタ、さっきのキスで、相当のよだれを腹の中に取り込んだよな。たいしたもんだと思うぜ。並みの女なら、とっくに果てて気を失っている頃だろうさ」
「なっ…!?」

絶句してしまった。
なんと都合の良い人体なのだろう。
異形の肉棒といい、この男の身体は、女を堕落させるためだけに成長し、変異を遂げたのではないかと思えてしまうほどだ。
あるいは、そうできるように肉体改造を施したのかもしれない。

「で、これから俺がすること、わかるよなぁ?」

男はにんまりと笑みを浮かべて、口を大きく広げた。
すでに口の中は、しぼり出された唾液で満たされていた。
この後に起こる事態を想定し、とにかく腕の中で暴れて抵抗した。
屈強な肉体は、びくともしなかった。

「アンタの負けだよ、ルナ。二度目のキスで、アンタは間違いなくイキ果てる。結局、ちんぽを動員する必要すらなかったってわけだ。がっかりだよ。久しぶりに熱いまぐわいが叶うと思ってたのになぁ…」

哀れみの顔が、目の前にはあった。
慈悲はない。
一片の容赦もない陵辱劇が幕を開けようとしている。
ルナの表情が、絶望に凍りついた。
男の片腕が後頭部を回り、キスから逃れられないように固定する。

「くたばれ」
「や、やめっ………んぶぶぶぶぶぶぶぶうううううううぅうううぅううううぅぅーーーーーーーーー!!!!!」

再び唇同士が密着し、男のうねるような舌が口内に侵入する。
男の口の中に貯蓄されていた大量の唾液が、舌の上を通って、ルナの食道へと滑り落ちていった。
一滴残らず、吐き戻すことも許されない。
胃液に混ざり、媚薬の成分が血肉へ溶け込んでいった。

「ぐ、ぐぶっ…!! ぐぷうううん……んん、んっ!? うんんん…!! んぐうううぅーーーーー!!!」

さっそく、効果が表れ始めた。
体温が急上昇する。
心臓の鼓動が耳に近くなり、伸縮運動がよりいっそう盛んになる。
全身の肌には汗が滲み、手足の先が痺れ始めていた。

秘所はすでに、決壊寸前のダムのようだった。
びらびらのヒダを掻き分けて、霧状の潮が何度も噴射される。
泡立った愛液が、剥き出しになっている肉芽をぬるぬると覆い尽くしていた。
絶頂の一歩手前で、ルナの理性はなんとか踏みとどまっていた。

いつまでももつわけがない。
意識が飛びかけ、瞳がぐるりと半回転する。
限界が近いことを示していた。

男はこうしてルナが淫欲に身を焦がされている間も、さらなる欲情を引き出すべく、丹精にこしらえた生唾を小出しにして体内へと送り続ける。
ディープキスはさらに激しさを増し、互いの頭が上下左右に絶え間なく揺れ動いた。
舌が男の口内に吸い込まれるたび、突き上げるような快感がルナの体内を駆け巡った。
足の指が目いっぱい開き、両脚が波を打つように痙攣する。

男の胸の中で、常時、肢体が暴れ狂っていた。
抑えつけるかのごとく、男がさらに抱擁を強める。
いやらしい手つきで肩甲骨や臀部をまさぐり、撫で回す。
艶やかに成熟した女肉の感触を直に堪能し、ご満悦のようだ。
腹部に当たる肉棒が、また少し大きくなった気がする。

(んあはあああぁ………っきも…ち…いいのぉ………っ!! もっと………もっとおおぉ………!!!)

堕ちてしまった。
口に出してはいないものの、快楽を求める声が心の中でこだまする。
よく耐えたといえるのかどうか。
それは定かではない。

結果として、ルナはメス豚へと成り下がってしまった。
決定的な敗北の瞬間だった。
持ち前の精神力をもってしても、男の快楽責めには敵わなかったのだ。

(お汁………ほしいよぉぉ……!!)

あろうことか、自らの肉体を虐げ続けている元凶と認知しているにもかかわらず、自ら進んで男の唾液を吸い出しにかかる。
何のためらいもなく、拒否反応すら示さない。
躊躇なく受け入れ、積極的に胃の中へ流し込んでいく。

葛藤などない。
理性はもう擦り切れていた。

(ゴツゴツの筋肉……気持ち……いいよぉ………!!! もっと…もっと…強く抱きしめてえええええええぇーーーーーーーーー!!!!)

身体を左右に振り、筋肉の溝に乳首を何度も擦り付ける。
クセになって止まらない。
疼きがさらに増大して、たまらず乳汁を噴き出してしまいそうだ。
ますます行為がエスカレートしていく。
まるで、壊れたおもちゃのようだ。
次々に湧き上がる性的欲求を満たしたいがために、とことん自分自身を窮地に追い詰めていく。

試合放棄と見なされても仕方がないのかもしれない。
実際、ルナは勝負を捨てていた。
飽くなき性への渇望。それさえ満たされれば、あとはどうなっても構わない。
性闘士としてのプライドをかなぐり捨て、一人の女として、ただただよがり狂う。

「ぷはあああぁ………っ!!! はぁ…はぁ………ああ…あああ…はああぁんっ………ん…ふっ……」

双方の口元が離れ、二度目のキスが終わりを迎える。
ルナは何かを訴えかけるように、口をパクパクと閉じ開きした。
喉の奥からかすれた声が絞り出される。

「んん? 聞こえねえなぁ」
「お、おちん…………ぽぉ………!」

何かに憑かれたかのように、同じ単語を何度も繰り返した。

欲しい。
ヴァギナから溢れ出る蜜は、内股とふくらはぎを伝い、足の先にまで届こうとしていた。
放置しないでほしい、じらさないでほしい。
震えの止まらない秘唇は、目の前に漂う肉槍を今か今かと待ち焦がれている。
中を抉り抜いて、昇天させてほしかった。

「……おちん…ちん……ちょうだいっ……! その…極悪……イボチンポで……とどめさしてほしいのぉ…!」

息も絶え絶えだった。
自分の意思を伝えるだけでも一苦労で、労働に近いものを感じさせられる。
とにかく、内に秘めた願望はすべてさらけ出した。
あとは、相手の返答を待つだけだった。
向こうも、肉棒に溜まった精を放出したくて仕方がないはずだ。
言葉にせずとも、ただ頷いてくれるだけでいいのだ。
それで…。

「だめだな」

いきなり、後頭部を叩かれたような気分だった。
一瞬息が止まり、全身から血の気が引いていく。
予想とは違う答えが返ってきた。
目の前にあったのは、意地の悪い笑みを浮かべた男の情け容赦ない顔だった。

男の手がルナの陰部に滑り込む。
真っ赤に充血した肉の豆粒を指二本で挟み、ゆっくりと力を入れていく。

「ひ、ひぐっ!?」
「敗者に与えられるものなんかありゃしねえ。ちんぽが欲しけりゃ、あの世にいるヤツらから恵んでもらうんだな」

あっけない幕引きだった。
男が目にも止まらぬ速さで腕を振動させ、肉芽にバイブを加えると、尿路から大量の潮がアーチを描いて噴き出される。
ものの数秒の出来事だった。

一度崩されれば、あとは奈落の底まで一直線だ。
二発、三発、四発…。
自らの敗北を認めるかのように、間髪置かずに発射される。
溜め込んでいたツケが、一気に発散された。
壮大な潮噴きのたびに、熱い抱擁の中で裸体が何度も跳ねた。
胸を突き出し、背骨が折れてしまうのではないかと思うほど、上体が大きく反り返る。
二人の足元は、粘液の海で広がっていた。

「あああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアァーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」







それが、ルナの最後の叫びだった。
天に向かって大絶叫を上げ、がくりと力尽き果てる。
身体を仰け反らしたまま、瞳は虚空の一点を見つめて動かない。
打って変わって憔悴に満ちたその顔は、受けた性的ダメージの大きさを物語っていた。
だらりと垂れ下がる四肢はすべての力が抜け落ち、ぴくりとも動こうとしない。
声も上げず、微動だにしないその姿は、生命としての活動を停止させたかのようだった。

男は満足げに、ルナを抱擁から解放する。
腕の輪から、むくろと成り果てたルナがずるりと滑り落ちる。
両膝を着き、ゆっくり前のめりになって、地に倒れ伏した。
開かれた股からは、残りの汁がこぼれて地面に広がっていく。
未だにくすぶる快感で、アナルがヒクヒクとうごめいていた。

「一、二、三…」

男がカウントを刻み始める。
仕留めた標的を、優越感たっぷりの表情で見下ろしていた。

「やっぱり、このままじゃつまらねえや。猶予をやる。六十だ。六十数えるまでに目を覚まさなかったら、俺のKO勝ちにさせてもらう」

いつの間にか、男の気が変わっていた。
第二戦目を、心の内で切望していたのだ。

こんなものではないはずだ。
目の前で横たわるエルフの真価は、まだ半分も発揮されていない。
もっと楽しませてくれ。
漠然とした期待が、胸の内に生じてくる。

カウントが三十を過ぎた。
男の期待とは裏腹に、ルナは四肢を投げ出したまま、立ち上がる気配すら見せようとしない。

存分に汚された純白の裸体は、今も地に這いつくばったままだ…。








「0話 中編」につづく
プロフィール

ベガ

Author:ベガ
当サイトへお越しいただきありがとうございます。
素っ裸の女の子が、己の肉体ひとつで困難に立ち向かうシチュエーションが大好物という、異色の嗜好の持ち主です。
マニアックなジャンルのためか、この手の作品は数が少ないのが現状です。
もし情報がありましたら、ご一報いただければと思います。

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